大団円はやっぱりこの人
June 29th, 2010

BMO山田さんと

BMO山田さんと

[caption id="attachment_1521" align="alignleft" width="300" caption="エネルギーいただきました。"]エネルギーいただきました。[/caption]さてさて、お待ちかねのチェレータでの夕食。
ここの料理最高なんです。

出てくるものすべてがナチュラルで、味が濃い。
噛めば噛むほど味わい深い。
そして飲み込もうとすると口の中で溶ける…。

8時を回ったところで、大御所ダニエーレさん登場です。
この人が現れたら、今までワイワイやっていた皆さんが一斉に静まり
シーンとした状態に。
ダニエーレさんのオーラに皆さん圧倒されてしまっているみたい。
そりや、そうですよね。
なんてたってこの外見。この体格。
でも、中身はとっても優しいおじさんです。

∑を見て「覚えているぞ!」と言ってくれました。

食事が進み、ワインが程良く入ってくると
話はダニエーレさんの信念に。

「エネルギーについて、もっともっと考えるときが来ている」

「自然のエネルギーは莫大。それを生かす方法が絶対にあるはずなんだ」

「もっと自分を変えていかなければならないと思う」

そうか…チェレータのワインにみなぎっている躍動感、パワーは
牧場全てのエネルギー、造る人のエネルギー、それを発見し、日本に紹介する
人のエネルギー、それを売る人のエネルギー、すべてが凝縮されているのだな。

エネルギーを吸収できるようなワインにしてあるのだなと感じました。

この度の∑の小さなテーマでもあった「造りての手」画像をとるべく
∑の小さな手のひらと、ダニエーレさんの大きな手のひらを
ぴったりと合わせてみました。

「これはお互いのエネルギーを送り込むツールになるぞ」と
ダニエーレさんがいいました。
…うわっ! この人はなんか…。

真夜中、食事が終了し、宿へ戻ります。
ここもアグリツリズモ設備が充実していてとまれますが、
大人気で部屋の空きがなく、近所のホテルで宿泊です。

最後に
「また、絶対会いたいから必ず来ます!」といったら
頭から抱きしめてくれました。
もう泣きそうです!
まるで親に抱きしめてもらった子供のような気分。
安心で、寛げる、そのままじっとしていたいダニエーレさんの胸でした。

大スクープ
June 29th, 2010

畑ツアーのあと、蔵でヴェルメンティーノ2009とサンジョヴェーゼ2007を試飲。
んがっ、旨い。
ヴェルメンティーノはまさに先ほど畑で感じたハーブや花、蜂蜜のニュアンスが
たっぷりと含まれて、花畑ワインと命名したいほど。

そしてサンジョヴェーゼがこれまた旨い。
樽にいれたばかりとは思えない細かいタンニンが心地よく
チェレータの今までの赤ワインとは全くことなります。
聞けば、2011年リリースの新作らしい。
えーっ!!!!!! これって大スクープですね。
あ~待ち遠しい。

試飲の後はまたまたお買いもの。
チェレータ牧場で作っているサラミやサルシッチャ(ソーセージ)、
チーズ、そして忘れてなならないのがここのグラッパ。
食品は全て7月4日のイタリアワインセミナーにて
お召し上がりいただけます。
(すでに定員に達し、締めきらせていただいております)
セミナー参加に皆様、お楽しみに!

あ~いい香り
June 29th, 2010

後ろに見えるのが畑です。うっそうとしていますね。

後ろに見えるのが畑です。うっそうとしていますね。

カスッテリーナを午後に出発。
2時間の移動で、トスカーナ州のティレニア海沿い、サセッタにある
チェレータ牧場に到着です。
ここのすぐそばにウン万円もするワインで有名なボルゲリがあります。

チェレータのワインはボルゲリの500万倍くらい美味しいです。
というか、食品ワインがチェレータなら、工業ワインがボルゲリですかね。
工業ワインを造っている畑は薬品にまみれ、固く、重病です。
そんな土地のブドウに健全なものができるわけがなく
将来が見えているのが現状と思われます。

レゲエヘアがお似合いの頭首ダニエーレさんの長男マテオさんが
昨年同様に畑を案内してくれました。
チェレータの畑ツアーは他と全く異なります。
それは、ブドウの樹の説明は3分のみ。
後の1時間半は、そのまわりに生えている、ぶどうを取り囲む環境を
形成しているその他の植物についてだからです。

「この花は6月24日に摘んでオイルにつけて、火傷の治療薬にするんだ
薬局でうっているものよりよっぽど効くよ」

「この木は花と身が同時なる不思議な木なんだよ」

「この草がとても丈夫だからブドウの樹をしばりつけるのに使うんだよ」

「この麦は踏みつければ、踏みつけるほど増えるんだ」

などなど、まるで植物園を散歩している気分です。
そして、ハーブももちろん至るところに生えていて
なんだか嗅いだことのある香りだなと考えてみたら
そう、エステなんかいくとたきしめてあるあの香り。
自然のアロマテラピー。

想像のできない美味しさ2009
June 29th, 2010

伝説の動物~白鹿~ダイナビアンコ命名の由来です

伝説の動物~白鹿~ダイナビアンコ命名の由来です

[caption id="attachment_1511" align="alignleft" width="300" caption="気合のアルベレッロの畑"]気合のアルベレッロの畑[/caption]去年はたくさん歩いた(約2時間)カスッテリーナの畑ツアー。
今年はなぜか1時間もかからずに終了。
昨夜までの寒さが嘘のような日差しと旅の疲れで皆さんグロッキー気味。

そこで、畑から少し離れたワイナリーに移動です。
ここも規模は小さめ。
でも、しっかりと清掃されていてワインたちがタンクや樽に
眠っています。
樽に入れたばかりという2009年のワインを試飲させてもらいました。
サンジョベーゼも、メルロも口に入れて絶句です。

通常、樽試飲は難しく、ごつごつしている感じを受けたり
樽からの香りやテクスチャーがはっきりしすぎていて
口の中が、ピリピリするのです。
…ところが、これらのワインはすでに美味しい。
樽から試飲しているとは思えないまろやかさが既に現われています。
「これが熟成されて瓶詰めされた時の美味しさを想像できな」
と造った本人のイヴァンさんが言っていたのが印象的でした。
楽しみですが、もうしばらくは待つしかありません。

さて、蔵を見た後は恒例のお買いものタイム。
日本では入手不可能なヴィンサント(陰干しブドウで造るデザートワイン)や
グラッパを購入。
ファビオさんから、古代小麦のパスタとこだわりのオリーブオイルを
もらいました。
本当はいっぱい買いたいのですが…。今まで買ったワインや
明日以降のことも考えて2本にしました。
これは当然、お店でメニューにのせます。
昨年購入したグラッパは∑の口に一度も入ることなく
お客さまの口に。
美味しいものは皆さん分かっています。ほんと。