~フランスからの現地 生 レポートです~
November 4th, 2010

日本上陸2年目のクリストフ・パカレ、今年も元気いっぱいに収穫を終えました!  

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今年は波乱万丈の気候でした。

6月と7月にボジョレを襲った雹が、昨年のヌーヴォー用に確保していた畑を直撃し、

50%減の収穫となりました。

そんな時でも微動だにもせず悠々と解決してしまうクリストフ・パワーは凄い。

 

今年も笑顔絶えない収穫となりました!

 

収穫は地元の屈強の若者を集めて笑顔が絶えない収穫風景となりました。クリストフのヌーヴォーが美味しのは彼らの笑顔が入っているからでもある。涼し夏と雹で量が減った分、量が少なくユックリとポリフェノールが熟した為、程々に濃縮されて、上品なタンニンを備えた葡萄がとれました。

 

 

 

自然派ワイン造りで大切な事 2項

 

収穫された葡萄はキズが付かないようにプラスティックの箱に入れて醸造所まで運ばれる。自然酵母で発酵する自然派ワインの造りには大変重要な作業なのです。何故なら、自然酵母を守る為に酸化防止剤のSO2を発酵槽に添加しないから、この段階でキズが多いとそこから雑菌が繁殖してしまうからです。もう一つ重要なのは、収穫時の葡萄の温度です。温度が高いとやはり雑菌が繁殖する可能性が高くなります。だから。普通の場合、収穫した葡萄は冷蔵庫にいれて冷却してから発酵槽にいれる。pacalet2

しかし、今年は収穫時の温度が10から15度と低かったので冷却する必要はありませんでした。

葡萄園から醸造所まで運搬をする重要な作業を担当してくれたにはクリストフのお父さんでした。

 

 

 

 

 

 

葡萄園から収穫された葡萄が醸造所へ到着-繊細な柔らかなワインの秘密

 

今年は気温が低く、収穫された葡萄を冷やさずそのまま醗酵樽の中へ入れることができました。ここでもうひとつ大切なことがあります。醗酵樽へ入れる時にできればポンプを使わないことです。普通ならポンプで醗酵樽まで入れてしまう。

ポンプを使うと葡萄に圧力がかかってキズがついたり、繊細度が無くなってしまう。pacalet3

 

 

 

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クリストフのワインが柔らかく優しい秘訣

 

その一つは、ポンプを使わず、葡萄をベルトコンベア-で醗酵樽の入口まで上げて、重力で落としながら醗酵樽に入れていることです。

完璧な葡萄しか発酵槽の中に入っていないからです。云うは安し、実際には困難な仕事。

つい先ほどまで、風光明媚な葡萄園に居た葡萄がワインに変身すべく、そのままの姿で醗酵樽に入った。実に健全な葡萄ばかりである。自然派ワイン造りの基本中の基本です。本にも書いてない基本的な作業です。

クリストフのワインのあの繊細な柔らかい旨みは偶然には造れない。

 

 

クリストフ・パカレって誰??
November 3rd, 2010

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ワイン選びに魂を燃やすビストロTipsy’sが今年も選んだ
ボジョレー生産者クリストフ・パカレ。

 

今年2月には来店し、Tipsy’sのお客様とパーティを
楽しみました。
もちろん∑は2回、スタッフの渡部(ガチャ)や田中(バナナ)も
現地訪問を果たしている蔵元。

そんな彼の飾らぬ素顔をご紹介します。
(CPVホームページから抜粋)

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息子8歳ジュル・パカレとクリストフ・パカレ  

今日は将来の自然派を担う重要な醸造家になるかも
知れない息子ジュル君を伴って畑にやってきた。
ジュル君は今夏休み、お父さんの後について葡萄園で遊ぶのが大好きだ。
幼い頃、クリストフも叔父のマルセル・ラピエ-ルに連れられて、
フィリップ・パカレと一緒に葡萄園で遊んだものだった。
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昨年、日本初上陸したクリストフ・パカレ・ヌ-ヴォーは、大好評だった。
自然派の伝道師マルセル・ラピエ-ルを叔父に持ち、
天才フィリップ・パカレを従兄弟に持つ自然派ファミリーの一角を担うクリストフだ。
若い頃、世界を飛び廻って料理の世界で働いていた自由人だ。
マルセルやフィリップとは違った感性を持っている。
クリストフのワインには自由な柔らかいエネルギ-が漂っている。

すいすい喉を通り過ぎてしまう。実に心地よいワインだ。
樹齢が70から100歳の古木がある丘の斜面にある。
ランティーニエ村を一望に出来る実に風光明媚な景色の畑だ。
今日はランティーニ村の上に綺麗な虹がかかっている。
まるで日本の皆さんに挨拶しているようだ。