圏外脱出
June 8th, 2008

 

今朝の訪問はラングドックで二番目に大きいACのミネルボワ。 気付けばアンテナ立たないどころか圏外に。ヨーロッパでは優秀なソフトバンクも駄目みたい。 で、ようやくアンテナ立ったので、ブログ更新しています。

さて、セナさんではまずは畑から。ちょうど隣りに除草剤撒きまくりの硬い畑があって、いかにセナさんの畑は仕事がされているか、よくわかります。粘土石灰土壌ですが、その石灰も長い年月で風によって砕かれ、砂のようになって土に溶け込んでいます。そして土が湿り気を帯びて温く、いい香りがするのです。

そして畑の周りは森。フェンネル、タイム、ローズマリー、ミント他様々なハーブが自生する、まさにハーブガーデンには猪の足跡が残り、たくさんの昆虫が住んでいます。これがいいんだよ、とセナさんは言います。その全てがワインにエネルギーと豊潤な味、香りをもたらすのだと。
まさにセナさんのワインにはその全てが香ります。今年から新たにリリースされたワインはカリニャンから造られた傑作!夏にはTipsysでも、楽しんでいただけると思います。

写真は今の時期、南仏のぶどう畑の周辺でよく見られる黄色いジュネの花とココリコというケシの赤い花。どちらも強風に耐えられるよう丈夫な花つきです。