マルケ その一 ~ぶれない心~
June 19th, 2011
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こんにちはΣです。イタリアに来て四日目の朝です。

昨年に続き、二度目のマルケ訪問。
このブログをご覧の方でマルケに行かれた事のある方はいますか?

景色、人、ワイン、料理…全てが揃った圧巻の場所。
地上の楽園と言えるかも…そんな気にさせるオーラ漂うのがマルケです。

 

一昨日の夜到着し、早速マルケ牛を食しにレストランへ。
数々食べた前菜の中でも、スペルト小麦を使ったお粥のような一品が美味しかった。

 

開けて翌日、クラーラ マルチェッリを訪問。
昨年は大雨の後で土がぬかるみ、畑を見る事ができませんでしたが、
今年は抜群の晴天! 約一時間畑ツアーです。

 

今、葡萄は結実し、かわいい緑の房がたくさんついている状態。
これからもっと育ったら、余分な房を落としていきます。
また、この時期、元気よく伸びる枝を取り除くのも大変な作業。
畑仕事には終わりがないのだなと実感します。

 

畑はあらゆるハーブや植物、果実に囲まれています。
名産のオリーブもたくさん。

 

サクランボの木を見つけてパクリ! んーうまい。
黄桃が畑の中にあり、パクリ! あー果汁が滴り落ちるみずみずしさ。

野生の鳥達はグルメですね。美味しいとは何かを知っています。

 

伸びすぎたオリーブの木が剪定され、枝がたくさんおいてあります。
全て小さくカットして、木の回りに巻き、肥料にするそうです。

「捨てるものは何もない」…究極のエコ。

 

 

ワイナリーに戻りテイスティング。

ワインはもちろん美味しいのですが、
自家製の生ハムと自家製のオリーブオイルが最高なんです。

ここの生ハムが一番好き。
オリーブオイルは一本ゲットしたのでお店で提供します。お楽しみに!

 

 

物静かで、インテリジェンスなエマヌエーレさん。
内面はきっとマルケ男子の熱い血が流れているんだろうな。

 

 

こんな一場面がありました。

コルブという赤ワインにブレンド用のカベルネ ソービニョンを樽から試飲した私達。
あまりの完成度の高さに思わず「このカベルネだけでワイン作ったら」とせがみました。

 

でもエマヌエーレさんは、静かに微笑みながら
「多分、美味しいワインができると思うけど、
カベルネはこの土地になんの由来もないんだ。だからそれをやるつもりはないよ」
どうです、この郷土愛と使命感。
こんなにもぶれない信念があったら物事の判断がつきやすいだろうな。

予断ですが、昨年の訪問時、新婚旅行でいなかったエマヌエーレさんの弟のダニエーレさんが、
イケメンでした。昨日はカジュアルな服だったけど、
イタリア製のスーツでも着せたら似合いそう〜
こんな旅の途中の小さなご褒美がΣを元気にさせます。

水色ポロがダニエーレです。いかが?
クラーラマルチェリ