こんにちは∑です。
日・月と訳あって網代に行ってきました。
本来の目的とは全く関係ないのですが、網代にいったなら…
という訳で「生け簀釣り堀」へ。
漁港からボートでほんの1分のところに浮いている筏までいき
そこにある生け簀に釣り糸を垂れます。
釣れるのは鰺と鯛ときびなご?
1時間で5000円なり。
まあ、高いか安いかは腕次第なのでしょうか…。
∑はご想像通り、「不器用なやつですから…」という訳で
前半30分は鳴かず飛ばず。
はあ、私って何をやっても駄目だなあなんて自己否定まで始めたころ
ようやくアタリが…。でもジタバタするうちに鯛さんは退散!!
見かねた指導員のお兄さんが、撒き餌とかしておびき寄せてくれる
のですが、撒き餌はむさぼり食う鯛たちも私の針さきの海老ちゃんだけは
避けてとおります。
きっと邪念がでてるのね。
「せめて1匹は釣って下さいね」とお兄さんに念を押される始末。
そんな事言ったてさ、私だって釣りたいわよ。
それでも後半45分。ようやく要領をつかみ、同行者の力を目いっぱい
借りつつ、2匹ゲット。
1匹2500円?高いなあ。
でも、あのビクビクという感覚はなかなかいいなあ。
また来年やりにこよっと。
で、同行者の鯛3匹を横取りし、計5匹の鯛をペリカン便に
て発送。本日届いたというわけです。
店で出してもいいのですが、あまりの原価の高さに
近所にわけることに。
別府家、澤田家、野口家に一匹ずつ。
残りは我が家で。
「捌いてからもってきてね」という野口家の奥様の
ご要望にお応えするべく
∑自ら捌いてみることにしました。
先生はTipsy’sの田中君。
魚さばいて10年のベテランです。
道具は一流なんですよ。
夫(社長)に合羽橋で買わせた出刃のでばん!
8000円近くする高級品。名前も入ってます。
ガチャ「どうしたんですか?急に?」
∑「魚の下ろせる女になろうと思ってさ」
ガチャ「ふーん」クスっ
こんなやりとりにもめげず
早速教えを乞う∑。
田中君は予想通り、丁寧にやさしく
教えつつ1匹をおろしてくれました。
ふむふむ、手順は多いけど簡単そうだな。
残りの2匹を∑が卸ます。
まずは背びれなどと鱗とり。
レストランには鱗引きという道具があるので
簡単ですが、包丁でやるのは難しそう。
スーパーでも売ってますよとは田中君情報。
一個あると便利かもしれません。
∑はとびちる鱗におびえ、適当に始末。
…これがあとあと問題を引き起こすとはこのとき
想像もしませんでした。
次に頭を落とします。
エラのわきから包丁をいれて
「押さずに切る」
感覚で進めます。
最後に骨をきるところが結構力いりました。
はっきり言って難しい。
そのあと内臓を出します。
にが玉とよばれる緑の玉みたいのが
入っていて、それをつぶしてしまうと
魚全体が苦くなるらしい。
つぶさぬようにそっと出します。
次に身に切れ目を入れて徐々におろしていきます。
過去最大の卸した魚はアジという∑は
いきなり尾っぽをつかんでおろしていたのですが
それは「大名下ろし」という豪快な手法らしい。
田中君の指示に従って丁寧にやります。
とっても難しい。
しかも最初にさぼった鱗がたくさん残っていて
包丁がうまくはいりません。
そうなると力がはいり、身が崩れてしまう原因や
自分がけがをする原因にもなるらしい。
鱗とりは丁寧に。
本日学んだ教訓です。
なんとか3枚におろしたら次は骨をとります。
とげぬきみたいので1本ずつやるのですが
魚が新鮮なほど抜きにくいらしい。
昨日釣った魚だから、抜きにくいったらありゃしゃない。
1本抜くたびに大量に身もぬけていきます。
…かなしい。
途中参加した澤田家の奥様が1匹をおろしてくれ
なんとか3匹卸ました。
だいたい1時間半くらいかかったかな。
はあ、見るのとやるのとでは大違い。
包丁の向きや力の入れ方など
数をこなさないと会得できないような技が
必要みたいです。
忘れないうちにまたスーパーで魚かって
やってみなきゃ。
真の「下ろせる女」への道のりは
まだまだ遠いみたいです。
見てろよ、ガチャ。やったるぜ!