こんにちはΣです。昨夜暑い中、ディナーに来て下さったDさんご夫婦。ティプシーズの大切なご常連様ですが、お付き合いは古くもう10年以上。そう、犬を通しての知り合いです。ラブラドールレトリバーのエルちゃんは、犬らしい犬。ベタベタする感じはあまりなく、遊びが大好き。ゴンが小さい頃はよくエルちゃんの鼻先で転がされていましたっけ。…そんなエルちゃんも気づけば老犬。ここ数年はママに連れられて、トボトボ、ヨロヨロと散歩する姿をよく見かけました。
私から見ると、元気な頃と比べてあまりにも年とった感がかわいそうで、ママも大変だなって思ってました。
お二人がティプシーズにいらっしゃる度に「エルちゃん元気ですか?」 「まだ生きてるわよ!」みたいな会話が。
でも、夕べは違いました。「エル死んだの」。
寂しくて、寂しくて仕方ない。最初はどうしたらいいか分からない程だった。とママが涙目で…思わずΣもホロリ。
その時、頭に浮かんだのは、ママとヨボヨボのエルちゃんが歩いてる風景。二人の間の信頼感みたいな空気。
そういえば犬の雑誌で「犬との関係は老犬になってからがいい」と書いてありましたっけ。
そうか、ママにとってはヨボヨボでも、エルがそこにいる事で満たされていたんだな。例え、歩けなくなっても、生きてさえいれば幸せだったんだな。
我が家のゴンも14歳を過ぎた立派な老犬。いつ別れがきてもおかしくない。と、わかっていても、全く気持ちの準備なんかできてません。うちの子だけは奇跡が起きてずーっと死なないと、心のどこかで思ってる。
私、その時、大丈夫かなあ? エルちゃんのママ、早く元気になるといいなあ。ティプシーズの料理とワインで少しでも、パワーアップしてくれたかな。