究極の食材を求めて…熟成牛肉の旨味に酔いしれた猛暑日
July 22nd, 2010

出会いは新宿のとあるイタリアン。
メニューに「中勢以の熟成肉…」とある。
ん?熟成肉って??
私、普段はまったく肉に興味ないのですが
この時は思わず注文。
安くない価格でしたが…。

さて、食事がすすみ期待の熟成肉メインの登場。
「う、うまい。私が今まで食べてたのはなんだったの?」
「全く脂っこくないのに、すごく柔らかい」

それ以降ずっと気になっていました。
中勢以という言葉も耳に残ったまま。

そして7月19日(月)の定休日に思い切って
田園調布にある中勢以さんの店舗を訪ねてみました。
外は炎天下。うだるような暑さです。

nakasei-genkan246から自由通りに入り、ひたすらまっすぐ。
しばらく走った環八直前に
その優雅な店舗はありました。

隣のショップもなんだか
こだわりの食材屋さんみたい。
このあたりは都心から離れているのに
やたらとおしゃれですね。
…でも、あまりの暑さに散策は断念。
早速店内へ。

nakasei-jukuseiko店内は広くはありませんが
シンプルかつ、重厚な感じ。

まず目に飛び込んでくるのが
肉の陳列棚。
まるでワインのように優雅に
肉が並んでいます。

 

nakasei-nikucut

雰囲気に圧倒され、
更に、その価格に圧倒されつつも
来店の趣旨を伝え、
仕入可能そうな価格帯の
肉を紹介してもらいました。

 

 

 

nakasei-nikusouji

肉は丁寧に掃除され
余分な部分は
カットされていきます。

あーなんかもったいない。
その部分捨てるなら
ゴンルナにくださいな!
と思わず言いそうになりました。

しかし、さすが田園調布。
こんな豪勢なお肉を普通に買いに
来る主婦がいるんでしょうね。
「今夜はこちらにしましょうかしらぁ」
なんて言いながら。

nakasei-nikunama

これが出来上がり状態。

中勢以の肉は霜降りではありません。
あくまでも赤身肉が中心。
そこがいいと思いませんか?

だから脂っこくない。
でも低温熟成させているから

柔らかく
味に深みがあるのです。

さあ、試食用の肉を入手完了。
あとは急いで帰って焼くだけです。
nakasei-nikuyakiagari

Tipsy’sのスタッフへの試食用に
半分とりおきし、
残りの肉を焼いて食べることに。

今回はウチモモ肉2種類と
ソトモモ肉1種類。
不思議なことにそれぞれ
味わいが違います。

一番柔らかいのは、
やはりウチモモのいい部分。
でも∑はソトモモの肉っぽさに惹かれました。
味が濃い。旨い。絶対に店で出したい。
Tipsy’sのお客様に食べていただきたい。
あとは値段との相談です。

ただいま、中勢以の加藤店長さんと交渉中。近日他のお勧め部位を見るために
もう一度田園調布を訪れることになりそうです。

Tipsy’sでこの極上熟成肉が食べられるのは、たぶん9月ごろになると思います。
どうかご期待くださいね。
なるべく、カジュアルな価格にもっていけるよう営業努力します。

さて、最後に中勢以さんの店舗でいただいた
「中勢以の味」の一節をお読みください。

中勢以の品揃えは、赤身肉が中心です。
枝肉熟成された赤身肉は、
余分な水分を減らし、うま味を凝縮させ、
噛みしめる程い奥行きのある肉味へと変化します。
厳選された黒毛和牛を熟成させることで、肉には、
熟成香が生まれ、食感は程よい柔らかさに仕上がります。