出会いは新宿のとあるイタリアン。
メニューに「中勢以の熟成肉…」とある。
ん?熟成肉って??
私、普段はまったく肉に興味ないのですが
この時は思わず注文。
安くない価格でしたが…。
さて、食事がすすみ期待の熟成肉メインの登場。
「う、うまい。私が今まで食べてたのはなんだったの?」
「全く脂っこくないのに、すごく柔らかい」
それ以降ずっと気になっていました。
中勢以という言葉も耳に残ったまま。
そして7月19日(月)の定休日に思い切って
田園調布にある中勢以さんの店舗を訪ねてみました。
外は炎天下。うだるような暑さです。
246から自由通りに入り、ひたすらまっすぐ。
しばらく走った環八直前に
その優雅な店舗はありました。
隣のショップもなんだか
こだわりの食材屋さんみたい。
このあたりは都心から離れているのに
やたらとおしゃれですね。
…でも、あまりの暑さに散策は断念。
早速店内へ。
まず目に飛び込んでくるのが
肉の陳列棚。
まるでワインのように優雅に
肉が並んでいます。
雰囲気に圧倒され、
更に、その価格に圧倒されつつも
来店の趣旨を伝え、
仕入可能そうな価格帯の
肉を紹介してもらいました。
肉は丁寧に掃除され
余分な部分は
カットされていきます。
あーなんかもったいない。
その部分捨てるなら
ゴンルナにくださいな!
と思わず言いそうになりました。
しかし、さすが田園調布。
こんな豪勢なお肉を普通に買いに
来る主婦がいるんでしょうね。
「今夜はこちらにしましょうかしらぁ」
なんて言いながら。
これが出来上がり状態。
中勢以の肉は霜降りではありません。
あくまでも赤身肉が中心。
そこがいいと思いませんか?
だから脂っこくない。
でも低温熟成させているから
柔らかく
味に深みがあるのです。
さあ、試食用の肉を入手完了。
あとは急いで帰って焼くだけです。
Tipsy’sのスタッフへの試食用に
半分とりおきし、
残りの肉を焼いて食べることに。
今回はウチモモ肉2種類と
ソトモモ肉1種類。
不思議なことにそれぞれ
味わいが違います。
一番柔らかいのは、
やはりウチモモのいい部分。
でも∑はソトモモの肉っぽさに惹かれました。
味が濃い。旨い。絶対に店で出したい。
Tipsy’sのお客様に食べていただきたい。
あとは値段との相談です。
ただいま、中勢以の加藤店長さんと交渉中。近日他のお勧め部位を見るために
もう一度田園調布を訪れることになりそうです。
Tipsy’sでこの極上熟成肉が食べられるのは、たぶん9月ごろになると思います。
どうかご期待くださいね。
なるべく、カジュアルな価格にもっていけるよう営業努力します。
さて、最後に中勢以さんの店舗でいただいた
「中勢以の味」の一節をお読みください。
中勢以の品揃えは、赤身肉が中心です。
枝肉熟成された赤身肉は、
余分な水分を減らし、うま味を凝縮させ、
噛みしめる程い奥行きのある肉味へと変化します。
厳選された黒毛和牛を熟成させることで、肉には、
熟成香が生まれ、食感は程よい柔らかさに仕上がります。