ローマにやってまいりました。イタリアは五回目の私もローマは三回目。町丸ごと遺跡な感じが、圧倒されます。しかも人口がすごい。半分以上が観光客という感じも東京と違いますね。お決まりでスペイン広場にやって来ました。
ローマに戻る朝、しっかり早起きして、ラチェレータのオーナー、ダニエーレさん直々の乗馬レッスンを受けました。まず、馬に触れ、自分自身を開き、馬と気持ちを通わせる…そんなレッスンを受けただけで、何故かすんなり馬に乗れるようになっちゃいました。自分の本能を信じて心のままに。躊躇したり、考えたりするなと…これが意外て難しい。でも、心がふわふわっと軽くなり、余分な力が抜けました。そして、また涙が。
ここのワンコ達は本当に自由。さっき山の中で隣の犬と喧嘩していると思ったら、庭のデッキチェアーに寝そべり寛いでいます。
ラチェレータの蔵にやって来ました。清潔感溢れるタンク室。ビオの造りに掃除は基本中の基本だそうです。リオ・デ・メッシをタンクや樽から試飲。蔵元訪問に必ずついてくる樽からの試飲はとっても難しい試飲。これから先の瓶熟やさらなる樽熟を考え、今のキュベのポテンシャルを見て、どのように変わるか、変われるのかを見ます。妄想癖のある私でも想像仕切れない部分も。リオ・デ・メッシは、圧倒的な果実の凝縮感、弾けるようなパワーが瓶熟によって柔らかくなったらと思うとドキドキします。
気の集まる場所、チェレータは隣接するチェーロの樹の森に由来します。宇宙と通信できるオーナーの息子マティヤさんが案内してくれています。
中型犬がたくさんいます。この広い敷地を縦横無尽に走り回っています。自由だ!
いよいよ旅の最終目的地、マレンマのラ・チェレータにやってきました。ここ来てます! ただ立っているだけで鳥肌がたちます。この広大なプロパティーを見てください!
ボローニャから3時間超、ご存知トスカーナのキャンティにやって来ました。目指すはモンタルバーノ村にあるカスッテリーナ。コトトワで大ブレークしたキャンティを造っている蔵元です。オーナーのファビオさんはランボーばりのマッチョなボディの持ち主。到着後、早速彼の運転するハマーで畑へ。二週間前に開花した葡萄はもう大分育っていました。
マリアボルトロッティのフラビオさんの息子さんマテオはまだ八歳ながら、イケメンの要素を兼ね備えた金の卵。十年後が心から楽しみです。
マリアボルトロッティではアグリツリヅモをしていて、ステキなダイニングでお母さんと、奥様の美味しい手料理を頂きました。前菜からメインまで、どれも優しく素朴で、ついつい食べ過ぎ。もちろんワインを試飲しながらなので、ついつい飲み過ぎ。なのに甘いものは別腹と完食してしまったスイート。このバニラジェラートは近所のビオのミルクから作ったそうで、どんなに美味しいか伝える言葉が見つかりません!