涼しい
July 7th, 2010
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こんにちはΣです。今年初めての北軽井沢に来ています。信じられないかもしれませんが…涼しい。さっきから雨が降り出して、寒いくらい。多分20度を下回っていると思います。

いつもはGWに一度は来るのですが、忙しく、今日になってしまいました。

山小屋のオープンは大変です。冬の間、寒さから逃げ込んだ虫の死骸が床、絨毯、排水溝、サッシ全てにびっしり。壁には蟻の通り道が出来ていて、忙しそうに歩き回っています。

去年は蜂の巣が出来ていましたが、今年はなし。
布団の間にノネズミが死んでいた事もありました。
ほんと、ナウシカじゃないけど、虫に飲み込まれてしまいそう。自然の勢いって本当にすごい。

改めてぶどう作りをしている人々の苦労を思います。

絶対行くぞ
July 6th, 2010
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こんばんはルナです。なにやらママが荷造りしています…怪しい。

前回、まんまとイタリアに逃げられたので、今回は絶対に僕も連れていってもらいます、、ほら、こうしてかばんに入ってしまえば大丈夫。僕ってあったまいい!

ワインセミナー中
July 6th, 2010
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こんにちはΣです。今日は第二回のスタッフワインセミナー。今回もBMOの鎌田さんが講師。

今日はワインを売るためのトークのネタ出しを特訓されています。

雨男
July 5th, 2010
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こんにちはゴンです。今日はお店がお休みなのに、なぜかママが朝から仕事。僕とルナはつまんない光線だしまくりです。

2時なり、ようやく一段落した! よーし、葛西臨海公園行くぞとママが立ち上がりました。急いで支度して、玄関のドア開けたら土砂降り! えーっ! ママはへなへなと玄関に座りこんじゃいました。

でも、とりあえず行くだけ行ってみようと車でむかってます。

復帰第一弾
July 4th, 2010
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おはようございます。Σです。月曜の朝、イタリアから帰国しました。いやあ、東京は蒸し暑い。ツアー中、ずーっと寒かったのでより身体にきます。イタリアで燃え尽きた感のあるブログを今日から再開です。イタリア紀行は後日別コラムにまとめますので、時間あるときに是非お読みください。熱い内容になっています!

今日の画像はローマのカフェで食べたプティフール。こんな可愛らしい一口サイズのケーキが20種類くらい並んでいて、どれも一つ1ユーロ。しかも、どれも手が込んでいて、上級なお味。これにエスプレッソ1ユーロで十分に休憩できて、幸せになれ、かつトイレにも行けちゃう。コーヒー苦手なΣも、なぜか飲めるし。 こんなカフェ文化、東京じゃ無理なのかな。

さてさて、今日は12時から15時まで、ティプシーズ店頭にてアギーズBBQやります。さらに15時から16時30分はイタリアワインセミナーです。

ディナーは通常通り営業します。こんな日は爽やかイタリア白ワインどうでしょう?おいしいところ、揃ってますよ。

カスッテリーナ続き
June 25th, 2010
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キャンティにあるカスッテリーナにはアグリツリズモとしての宿泊施設があって誰でも泊まる事ができます。

ただ今回は、人数が多いので一部の方だけがそこに宿泊し、Σを含めた他の方は更に山の頂上にあるB&Bへ。

夕べのディナーの後、部屋に戻り、シャワーを浴びて、さっさとベッドに潜り込みました…一時間くらいたったあたりで、奮えと共に目が覚めました。寒い!ものすごく寒いのです。なんかかけるものはないか探しましたが、ブランケットも見付からず…まずはさっき身体を拭いた湿ったタオルをかけました。少し寝るとまた寒さで目が覚めます。次は靴下を履いて、パーカーを着ました。それでもダメです。ダブルベッドだったので、ベッドカバーを半分に折ってかけます。ちょっと暖かい…でも眠りにつく寒さではありません。そんな事をしているうちに朝。 あー眠い。

でも、カスッテリーナの畑に行ったら眠気もぶっ飛びました。葡萄が太陽を浴びて元気です。案内してくれたファビオさんの片腕イバンさんは去年よりもパワーアップしています。

得に圧巻はアルベレッロの畑。足を取られそうになるほどの急斜面に株仕立てで、かつ、古代ギリシャの知恵を生かした植樹法。気を感じるとはまさにこの事。

この畑からのワインの味ですか?ふふふ、溶けてます。全てのテクスチャが融合、共存しています。

カスッテリーナの夜
June 23rd, 2010
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アッカディーアの続きを。
雨があがりかけたマルケ州を出発し、アペニン山脈を越えて、中田で名前を覚えたペルージャから再び高速に乗り、トスカーナに向かいます。

ワイナリー、しかも本物ワインを造るワイナリーが商店街のように並んでる訳もなく、移動が4、5時間かかるというのも、この旅の特徴です。

次第に空も晴れ、トスカーナの大地が見えてきます。トスカーナも丘陵地ではありますが、マルケ程、うねうねはしていません。どちらかといえば、平地とか、低い山に囲まれた盆地みたいな感じです。

アッカディーアの滞在時間が予定を2時間オーバーしたので、モンタルバーノにあるカスッテリーナに到着したのは8時。
またまたディナーは9時からとなりました。

昨年はなかったアグリツリズモの宿泊者向けのレストランは、素朴なのに洗練された雰囲気。

カスッテリーナの主役、ファビオさんを囲んでのディナーは、繊細なシェフの食事に感動し、ファビオさんの生き方、姿勢に感じいる3時間でした。

いくつかファビオさんの言葉を紹介します。「感謝を忘れない事。感謝は浄化であり、自分の意識を高めるためでもある」 …つねに自然への畏敬を忘れないファビオさん。
畑にいる全ての虫にさえ、敬意を払います。まるで日本の万物信仰のようですねと聞いたら、日本の事もちゃんと知っていて、だから日本の神道に興味があるんだと話してくれました。

「ワインはメッセージを運ぶためのツールです」。彼の自然に対する気持ちや、持続可能な農法、将来を見据えた畑作り。 そんな様々な思いを乗せて運んでくれるもの。皆さんはティプシーズやコトトワで、ファビオさんのメッセージ着きワインを楽しんでいたのですね。

Σも、今までは単純に、カスッテリーナのワインの美味しさについて、つまり、味と 農法についてお客様に説明してきました。でも、これからはもう一歩突っ込んで、ファビオさんのメッセージも少しずつ伝えていきたいなと思います。

ところで、8月上旬にカスッテリーナのファビオさんが来日します。都合が合えば、ティプシーズにも来ます! 詳細はまたブログやホームページ上で紹介していきますので、忘れずチェックしてください。

芸術とワイン その2
June 22nd, 2010

アッカディーア訪問記続きです。

試飲の後は奥様のマリアさんのおもてなしランチ。サラミとチーズに始まり、ペンネ、ターキーとサラダ、モモの赤ワインコンポート、ケーキと、昼からしっかりフルコース。

その全てが美味しい! なにもかもが潤いに満ちた味なのです。マリアさんが言っていました。「私たちは愛情を込めて全ての作物を作っています。だから美味しいんです」
当たり前の事のようで、難しい…ティプシーズやコトトワの皆は大丈夫かな。ちゃんと愛情込めて、料理を作り、サービスしているかな。

芸術とワイン その1
June 22nd, 2010
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Σが最初にアッカディーアのワインに出会ったのは、昨年秋の試飲会。なんの前知識なく臨んだ100のワインを順番にチェックしていく途中、「おやっ?」というワインにいくつか引っ掛かります。そんなワインは後でもう一度試飲し、価格と味わいのバランスを見てリストインさせるかどうかを決めます。

アッカディーアのコンショがその一つでした。
「やだ、何これ美味しい。しかも、安いじゃない」

その時は、まさか八ヶ月後に蔵元を訪問できるとは思ってもいませんでした…これも何かのお導き?

さて、前置きが長くなっちゃいましたが、そんなアッカディーア。ただもんじゃあ、ありませんでした。

ワイナリーがあるのは彼の農園の一部。養鶏もやり、オリーブオイルも作って、自然と共に、明るく元気な奥さまのマリアさんと暮らしています。

出迎えてくれたアンジェロさんからは、オーラがメラメラと出ていました。
達観してるというか、人生を満喫して生きてるというか。
見た瞬間、ちょっと泣きそうになっちゃいました。
アンジェロさんは現役の芸術家。ワイナリーの建物の中には、いたるところに、彼や彼の友人の作品がセンス良く飾られています。
今日は低気圧の影響で、外は季節外れの大雨、しかも気温が低く、寒いので、畑には行けませんでしたが、よく清掃された小さなワイナリーを見学。ワインタンクや熟成樽の横にも芸術作品が飾られて、今まで行ったどのワイナリーとも異なる独特の雰囲気。

「畑の味、土地の味、年の味をそのままワインにする事に心血を注いでいます」…本物を造る人は全く同じような事を口を揃えて言いますね。

彼のワインは白のベルディキオが中心です。コンソノ、コンショ、カントーリ、全て畑違いのベルディキオ100%の白ワイン。同じ敷地内で違いがあるのかと思いますよね?
…これが、あるんです。

コンソノはカジュアルな果実の楽しさ、コンショはミネラルと果実の融合、カントーリは圧倒的な果実の華やかさ。と、ここまでは普通の試飲でした。アッカディーアがすごいのは、これらのワインのビンテージものが飲める事。 いわゆる瓶熟ものです。「本当は白ワインでも、数年は瓶熟してから市場に出したいけど、生産量も少ない上に市場の要求でうらざるをえないんだ」なるほど、なるほど。 その味は…びっくりするほど、複雑味がでて、違うワインのようです。ベルディキオって、熟成させるとこんな事になっちゃうの?
…続きは、また。

ワクワクする
June 21st, 2010
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おはようございます。蔵元訪問三日目、マルケの北にあるアッカディーアに向かっています。ティプシーズでは、コンショという美味しい白ワインが人気!お値段も手頃なので、飲まれた方も多いのでは?
アッカディーアでは芸術と農業について、見聞きしてきます。

さてさて、昨日からお伝えしているクラーラマルチェリのマニュエルさんと、サンラッザロのパウロさんのワイン造り。造り方や、設備、出来上がったワインも、それぞれ個性的ですが、どちらのワインも素晴らしい事は同じ。そして、なんだかワクワクするのです。二人の葡萄作りへの姿勢や、マルケの土地に対する熱い思い、そして、ルックスも含めて迫力満点なんです。 エマニュエルさんは37歳、パウロさんは42歳でΣと同い年と、若く!?、これから、まだまだ進化していくだろうと思われます。

しっかし、同い年であの貫禄、リーダーシップ、余裕はどこからくるのか…。葡萄のようにしっかりマルケの地に根を下ろしているからかな。

3時間に及ぶ賑やかな晩餐の後、お別れするのが寂しく感じられました。
また、必ず訪れたい。そんな場所がまた一つ増えた南マルケの一日でした。

あっ、画像は名物の卵を練り込んだ手打ちパスタ。意外とさっぱり味でした。